楽しみながら創るという事

楽しみながら創るというのは、一体どういう事だろう。例えば、絵画を描くとき音楽を聴きながら描く人がいる。これは、音楽を聴いている自分に齎された感情、もしくは他からの情報を一切排除して自己完結の世界を描くためだと言えるのではないか。それは純粋に描く行為を楽しんでいると言えるだろうか。それは音楽を聴きながら絵を描く行為を楽しんでいるのではないだろうか。しかし、よくよく考えてみると何かを創る行為というものには、必ずと言っていい程そこには『道具』がある。絵画で言えば『筆』、『絵具』、『パレット』。彫刻で言えば『ノミ』、『木槌』、『鋸』。何にしても道具がそこには或る。それらが良質のものであるときの、あの快感は楽しみの一つであることは間違いない。
つまるところ、楽しみながら創るという事は、ベースに整った環境があることが前提になりそうだ。『整った環境』というものは人それぞれではあるが。

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